リペイント前にまず気になったのが弾痕?の表現です。 被弾痕というよりは、★印を落書きされた様に見えます。 モノがモノだけに、これはかなり勿体無い、、と、正直思いました。 まずここは一番に手を入れて改善したいと思います。 加えて、全体的にメッキ然とした色合いですが、もう少し金属っぽさを 表現し、チタン合金の白金色を意識してリペイントして行こうと思います。 |
ライフルはかなり大げさにウエザリングをかけました。 最初はさりげなく汚していましたが、ご要望により大胆な表現に変更しました。 大きいモデルなので、実物を見ると写真と違い、 思ったほどわざとらしく無く、むしろ良い感じに見えました。 |
実は、今回の作業で最も拘ったのは、メッキ然としたイメージから チタンっぽい白金色のイメージへの変更でした。 これは決してクロームメッキの否定ではなく、クライアント様がもう一体 アイコン社製の1/1エンドスケルトンを、このモデルの隣にディスプレイされているため、 それぞれのモデルの個性を強調するために考えた結果です。 2体を同時に鑑賞された時、それぞれの持ち味の差異を楽しめる様、尽力しました。 一方は美しいクロームメッキのエンドスケルトン、 もう一方はダメージが施され、より実金属っぽい印象のエンドスケルトン、 両方楽しんで頂きたいと思いました。 |
隣に飾ってあるアイコン社製の1/1エンドスケルトンのお陰で 比較しながら色味を加えることが出来たので、本当に助かりました。 |
このモデルには、メッキver.とベテランコンバットver.の2種がラインナップされていますが、 今回はそのどちらにも属さない、唯一オリジナルのエンドを目指して作業に望みました。 有難い事に、ご依頼主様には非常に気に入って頂けまして、安堵しております。 物がものだけにかなりプレッシャーがありましたが、とても貴重な体験をさせて頂きました。 |